Japanese
English
特集 研修医のための外科基本手技とそのコツ
胃管およびイレウス管の挿入
Insertion and management of nasogastric and ileus tube
輿石 直樹
1
,
井出澤 剛直
1
,
柴 修吾
1
,
白石 謙介
1
,
岡﨑 護
1
,
木嶋 泰興
1
Koshiishi Naoki
1
1竹田綜合病院外科
キーワード:
胃管
,
イレウス管
,
経肛門的イレウス管
Keyword:
胃管
,
イレウス管
,
経肛門的イレウス管
pp.849-853
発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100673
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要旨:胃管およびイレウス管の挿入は基本的な外科手技の1つである.胃管挿入には検査目的と治療目的があり,イレウス管挿入は主にイレウスに伴う拡張腸管の減圧治療を目的とする.胃管,イレウス管ともに各社から様々な製品が発売されており,それぞれの特性を理解し,目的に応じ選択する必要がある.また,挿入手技は慣れれば決して困難ではないが,いくつかのピットフォールがあり,手際よく確実に挿入できるようにしておくべきである.さらに,挿入・留置後の管理も重要であり,特にイレウス患者に対するイレウス管の管理は,手術の時期を逸さないために会得しておく必要がある.また,左側大腸癌に伴うイレウスに対しての経肛門的イレウス管の有用性についても解説した.
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