Japanese
English
臨床報告・1
直腸後方(経仙骨的)切除術後8年目に再発した直腸原発gastrointestinal stromal tumor(GIST)の再切除例
A resected case of local recurrence of gastrointestinal stromal tumor(GIST)of the rectum 8 years after posterior surgical approach
岡田 喜克
1
,
町支 秀樹
1
,
宗行 毅
1
,
野田 直哉
1
,
岸和田 昌之
1
Okada Yoshikatsu
1
1山本総合病院外科
キーワード:
直腸原発GIST
,
直腸後方切除術
,
経仙骨的切除術
,
平滑筋肉腫
Keyword:
直腸原発GIST
,
直腸後方切除術
,
経仙骨的切除術
,
平滑筋肉腫
pp.781-785
発行日 2004年6月20日
Published Date 2004/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100663
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はじめに
消化管に発生する間葉系腫瘍のなかで筋原性および神経原性のいずれの方向にも分化を明確に示さないものに対し,狭義のGISTという概念が導入され1),さらにc-kit抗体陽性の有無にてGIST(gastrointestinal stromal tumor)と診断し2),報告される症例が増加している.今回,筆者らは初回手術にて直腸後方からのアプローチによる切除を施行し,組織学的に低悪性度平滑筋肉腫と診断され,術後8年目に同部位に多発再発した直腸GISTの再切除例を経験したので報告する.
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