Japanese
English
臨床報告・1
初回手術から28年後に再燃した胆囊十二指腸瘻の1例
Relapse of a cholecystoduodenal fistula twenty-eight years after the primary operation:course a case report
中川原 寿俊
1
,
川崎 磨美
1
,
古屋 大
1
,
吉光 裕
1
,
上田 順彦
1
,
澤 敏治
1
Nakagawara Hisatoshi
1
1国立福井病院外科
キーワード:
胆囊十二指腸瘻
,
乳頭形成術
,
胆石症
,
総胆管結石
Keyword:
胆囊十二指腸瘻
,
乳頭形成術
,
胆石症
,
総胆管結石
pp.343-346
発行日 2004年3月20日
Published Date 2004/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100575
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はじめに
胆囊十二指腸瘻は胆石症の合併症としてときおり経験されるが,手術の際,胆囊周囲の癒着が強いために一部胆囊を遺残せざるを得なかったり,瘻孔の閉鎖も困難となることがある1).しかしそれらの症例の長期経過については不明な点が多い.今回筆者は,胆囊十二指腸瘻を合併した胆石,総胆管結石手術から28年後に,総胆管結石にて発症した胆囊十二指腸瘻再燃の1例を経験したので報告する.
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