Japanese
English
臨床報告・1
直腸癌術後の骨盤腔内感染による外腸骨動脈および尿管破裂の1例
Rupture of an externaliliac artery and ureter secondary to the infection in the pelvic cavity
after surgery for rectal cancer.A case report
上田 順彦
1
,
川崎 磨美
1
,
古屋 大
1
,
中川原 寿俊
1
,
吉光 裕
1
,
澤 敏治
1
Nobuhiko UEDA
1
1国立病院機構福井病院外科
キーワード:
MRSA感染症
,
骨盤腔内感染症
,
外腸骨動脈破裂
,
尿管破裂
Keyword:
MRSA感染症
,
骨盤腔内感染症
,
外腸骨動脈破裂
,
尿管破裂
pp.379-383
発行日 2005年3月20日
Published Date 2005/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100504
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はじめに
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(以下,MRSA)は1980年代以降の第3世代セフェム薬の頻用の結果,全国的に蔓延し,感染症治療上の深刻な問題となっている1,2).今回,直腸癌術後の骨盤腔内のMRSA感染によって外腸骨動脈および尿管破裂をきたした1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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