Japanese
English
特集 癌en bloc切除とnon-touch isolation techniqueの考え方と実践
乳癌手術におけるen blocリンパ節郭清
En bloc lymph nodes dissection for breast cancer
丹黒 章
1
,
山本 滋
1
,
長島 由紀子
1
,
兼田 健一郎
1
,
亀井 滝士
1
,
渡邊 裕作
1
,
岡 正朗
1
,
菅 一能
2
,
上田 克彦
2
Tangoku Akira
1
1山口大学医学部消化器・腫瘍外科
2山口大学医学部附属病院放射線部
キーワード:
Halsted手術
,
乳房温存療法
,
腋窩郭清
,
内視鏡下手術
Keyword:
Halsted手術
,
乳房温存療法
,
腋窩郭清
,
内視鏡下手術
pp.13-18
発行日 2004年1月20日
Published Date 2004/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100511
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要旨:Halsted手術に代表されるen bloc切除の概念は,ホルモン,化学療法が奏効する乳癌の“全身病”としての認知,放射線治療との比較試験,乳房温存手術と術後治療の普及により,次第にその意味を失いつつあった.しかし,センチネルリンパ節生検(SLNB)の登場によりかえってen bloc切除の重要性が再認知されたように思われる.
SLNBの目的は不必要な郭清を省略することにあり,そのためには転移の見落としを回避し,転移陽性例にはできるだけ局所制御と正しい病期診断により術後治療を行わなければならない.当教室では,乳房温存手術において二期分割手術によるSLNBとwide excision,内視鏡下en bloc腋窩郭清(高度先進医療)により整容性と根治性を両立させている.
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