カラーグラフ 診療に役立つ肉眼像と組織像の理解―マクロからミクロ像を読む・5
膵悪性腫瘍
山口 幸二
1
,
渡部 雅人
1
,
中村 雅史
1
,
許斐 裕之
1
,
古賀 裕
2
,
長田 盛典
2
,
田中 雅夫
1
Koji YAMAGUCHI
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科学
2九州大学大学院医学研究院形態機能病理学
pp.547-555
発行日 2006年5月20日
Published Date 2006/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100431
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はじめに
膵臓は充実性臓器であり,管腔臓器である消化管などのようなマクロとミクロへの対応というより,術前の断層画像や切除標本の中央割面像,組織像の対応が可能である.膵悪性腫瘍には通常型膵管癌や粘液囊胞腺癌,膵管内乳頭粘液癌,膵内分泌癌などが挙げられる.本稿では,これらの画像診断(おもに断層像)と切除標本の割面像,組織所見との比較・検討について概説した.
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