発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003197831
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMT)の手術適応は分枝型では拡張分枝膵管が3cm以上,壁在結節あり(1cm以上),主膵管拡張(1cm以上)で,主膵管型は全例手術適応となる.低悪性度病変や悪性病変でも非浸潤性のものは分枝膵管切除,膵分節切除,膵頭十二指腸第二部切除や十二指腸温存膵頭切除などの縮小膵切除が適応となる.一方,微小浸潤癌は1群リンパ節郭清を伴う膵切除(幽門輪温存膵頭十二指腸切除など)が適応となり,IPMT由来の膵管癌は通常の浸潤性膵管癌同様,D2郭清を伴う拡大膵切除が適応となる
©Nankodo Co., Ltd., 2003