手術手技
Uncut Roux-en-Y法を用いた腹腔鏡下食道空腸吻合
東 大輔
1
,
永仮 邦彦
1
,
稲木 紀幸
1
,
大内 昌和
1
,
福永 正氣
1
,
石崎 陽一
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院消化器・一般外科
キーワード:
Uncut Roux-en-Y法
,
食道空腸吻合
,
腹腔鏡下胃全摘
Keyword:
Uncut Roux-en-Y法
,
食道空腸吻合
,
腹腔鏡下胃全摘
pp.905-911
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001221
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消化器外科領域の消化管吻合における吻合器や縫合器の普及は目覚ましく,その安全性は高まりつつあるが,吻合の安全性や確実性の追求が課題である。われわれは1998年から腹腔鏡下胃全摘術を導入し,完全体腔内での胃全摘,吻合再建を行っている。導入初期はサーキュラーステープラーを用いた端々吻合(OrVil法含む)を行っていたが,2009年から食道空腸吻合をより安全・正確かつ迅速に行う目的で自動線状縫合器(リニアステープラー)を用いた機能的端々吻合法(Functional end-to-end anastomosis;FEEA)を施行し,食道切離を最後に行うUncut Roux-en-Y法を導入してきたので,その手術手技と有用性について紹介する。
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