Japanese
English
臨床報告・1
von Recklinghausen病を合併した非浸潤性乳癌の1例
Ductal carcinoma in situ of the breast associated with von Recklinghausen's neurofibromatosis
阿久津 泰典
1
,
宮澤 幸正
1
,
松原 久裕
1
,
坂田 治人
1
,
川島 太一
1
,
落合 武徳
1
Yasunori AKUTSU
1
1千葉大学大学院先端応用外科
キーワード:
von Recklinghausen病
,
ductal carcinoma in situ
,
乳癌
Keyword:
von Recklinghausen病
,
ductal carcinoma in situ
,
乳癌
pp.511-514
発行日 2005年4月20日
Published Date 2005/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100074
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はじめに
von Recklinghausen病(以下,R病)は皮膚の神経線維腫やcafe au lait spotなどの特徴的な症状を呈する遺伝性疾患として知られている.悪性腫瘍との合併がしばしばみられるが,多くが非上皮性腫瘍で,上皮性腫瘍との合併は比較的少ないとされている1).これまで乳癌との合併も稀とされていたが,近年のR病の疾患認識とともに報告数が増加の傾向にある.しかし,多くが進行癌で,早期で治療しえた症例は少ない.今回,筆者らはR病合併非浸潤性乳癌(DCIS)の1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
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