連載 症候学メモ・54
False positive adiadochokinesis
平山 惠造
1
1千葉大学神経内科
pp.805
発行日 1989年8月1日
Published Date 1989/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406206370
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◆先回はadiadochokinesisのfalsenegativeな場合を述べたが,今回はfalse positiveな場合について述べよう。
adiadochokinesisについて,もっとも普通にテストする方法は,腕を上げ,肘を曲げ,手首のところで手の回内・回外運動を連続的に行うものである。Babinskiが指摘したadiadochokinesisとしての重要な点は,この動作が時間的にも,空間的にも乱れることである。
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