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海外文献抄録
Ampicillinは臨床的および実験的重症筋無力症を悪化させる,他
Ampicillin may aggravate clinical and experimental myasthenia gravis: Argor Z, Brenner T and Abramsky 0/Arch Neurol 43: 255-256, 1986
大友 英一
1
1浴風会病院
pp.708-710
発行日 1986年7月1日
Published Date 1986/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205749
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重症筋無力症は種々の薬物により悪化させられるが,抗生剤は最もしばしば重症筋無力症を誘発したり,悪化させたりするものである。抗生剤のうちで最も危険なものはaminoglycosidesであるがpolypeptide抗生剤,tetracycline, illcomycinおよびclindamycin phos-phateも有害とされている。 Ampicillinは人の神経筋接合部の機能に障害を与えるという報告があるが,重症筋無力症の治療では一般に安全と考えられている。
しかし,筆者らは2例の重症筋無力症患者と動物実験でampicillinは重症筋無力症に有害であることを認めた。
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