Japanese
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特集 多系統萎縮症—特にShy-Drager症候群を中心に
Shy-Drager症候群の歴史的展望
The Shy-Drager Syndrome:Nosographical Review
木下 真男
1
,
村松 芳幸
1
Masao Kinoshita
1
,
Yoshiyuki Muramatsu
1
1東邦大学医学部第四内科
1The 4th Department of Medicine, School of Medicine, Toho University
pp.631-635
発行日 1985年7月1日
Published Date 1985/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205538
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Shy-Drager症候群は,1960年にShyおよびDragerが2例の臨床像とその1例の神経病理所見を記載した1)ことに端を発する概念である。単に臨床的単位にとどまらず,原著論文の副題にもA clinical-pathologic studyとあるように,病理所見に裏づけされたひとつの疾患単位として認むべき概念と考えられるが,必ずしもそのようには受け取られていないのが現状のように思われる。ここでは原著論文の内容のあらましを述べると共に,その後の概念の変遷について簡単な整理を試みて見たい。
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