Japanese
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特集 脳内出血
脳内出血の分類と内科的治療
Classification and Treatment of Intracerebral Hemorrhage
荒木 五郎
1
Goro Araki
1
1東海大学医学部内科(東海大学大磯病院)
1Department of Internal Medicine,School of Medicine,Tokai University
pp.841-846
発行日 1984年9月1日
Published Date 1984/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205373
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はじめに
脳内出血は高血圧牲脳内出,血と非高血圧性脳出血に分類しうると思う。一般に脳出血といわれているのは高血圧性脳出血のことであり,非高血圧性脳内出血というものには脳動脈瘤,脳動静脈奇型の破裂,あるいは脳腫瘍内への出血,血管腫からの出血,そのほか血液凝固異常による脳内出血(抗凝固剤使用例,血小板減少症,血友病,白血病など)などがある。本文では脳内出血のうちで高血圧性脳内出血について分類するとともに,これに対する内科的治療,特に急性期の治療について,主として入院治療なかでも脳浮腫の対策,全身管理,合併症の治療などの要点について述べたいと考える。
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