書評
—甲田 英一【慶応義塾大学講師) 古寺 研一(済生会中央病院医長) 平松 京一(慶応義塾大学助教授)—画像診断のための知っておきたいサイン
野辺地 篤郎
1
1聖路加国際病院
pp.551
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205329
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甲田英一,古寺研一および平松京一の三人による「画像診断のための知っておきたいサイン」は既刊の「計測値」に次ぐ三部作の中の第二部である。サインの定義をどこにおくかによって,この種の本の中にどれほどのX線所見を組込むべきかが決まると思う。
私がこの本を初めて見た時に,正直なところ,この本に収められている項目のあるものについては抵抗を感じた。例えばA-V shuntで,これがサインと呼ばれるにふさわしいものなのだろうか?ここまで含めなくてもよいのにと思った。しかし,サインだけではX線診断に必要な所見あるいは情報をそろえられないからかもしれない。
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