書評
—A.Kertesz 著,横山 巖(神奈川県総合リハビリテーションセンター・七沢病院長) 河内十郎(東京大学教養学部助教授) 監訳—失語症と関連障害—基礎・数量分類・病巣局在・回復過程
永江 和久
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1九州労災病院神経内科
pp.1049
発行日 1982年11月1日
Published Date 1982/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205022
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日本の失語症学は近年,急速な進歩を遂げ,学際的な盛り上りをみせている。このエポックメイキングな時期に「失語症と関連障害」が日木語に翻訳されたことはきわめて意義あることである。本書については原著に接した方も少なくないと思うが,私も原著に目を通す機会があり,是非,日本語訳が欲しいとねがつていた。
翻訳を担当された七沢病院言語科のスタッフは地道で詳細な症例の観察を特徴とし,臨床と研究のレベルは学会で高い評価を受けておられる。また,監訳の横山巖先生,河内十郎先生はリハビリテーション医学ならびに心理学において第一人者であることには言をまたない。
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