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あとがき
大橋 博司
pp.303
発行日 1982年3月1日
Published Date 1982/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204916
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ウィーン大学の精神科教室に所用があり,年末と年始とをオーストリアですごす機会をえました。クリスマスはザルツブルクで祝いましたが,例年になく早い寒波の訪れで積雪が深く,文字通りのホワイト・クリスマスでした,人聖堂(Dom)での真夜中のミサに,凍りついた雪をふみしめて出かけましたが,大司教の説教や教会音楽の印象もさりながら,とりわけここで聴く,"heiligeNacht"の合唱はまさしく天使の歌声さながらの感じでした。
ウィーンでは神経病理学のSeitelberger教授のお宅に招かれ,gernUtlichな一夕を楽しむことができました。何度か日本を訪問された教授は,とくに京都での世界神経学会の印象などを興味深くお話しいただけました。
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