書評
—松井孝嘉(ニューヨーク・モンテフィオーレ病院神経病理教室研究員 帝京大学助教授) 平野朝雄(ニューヨーク・モンテフィオーレ病院神経病理教室主任 アルバートアインシュタイン医科大学病理学教授兼ニューロサイエンス部門教授)—CT SCAN診断のたあの脳解剖図譜
永井 政勝
1
1独協医科大学
pp.285
発行日 1978年3月1日
Published Date 1978/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204214
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松井,平野両博士の脳解剖図譜が世に出た。題名の通りCT Scan診断のためのもの,即ち脳の水平断を主としたものであり,470頁(うち70頁は解説)にのぼる見事なアトラスである。1972年以来のCTの怒濤の如き世界への進展に伴つて,CT用のアトラスも続々出現しつつあるが,正常像を扱つたものとしては量質ともに世界に無比のもので,少くとも現在入手し得るものの中で最も優れたものと言うことができる。
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