書評
—D.N. Landon 編—The Peripheral Nerve
楢林 博太郎
1
1順天堂大学神経学
pp.258
発行日 1977年3月1日
Published Date 1977/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204033
- 有料閲覧
- 文献概要
末梢神経に対する興味が臨床家,基礎医学者の両者にとつて著しく増したことの一つの理由は,いろいろのmetabolic errorやtoxicologyの知識が急速に解明されてきたことにもある。それ以前は主として生理学や筋肉学Myologyとの関連での知識が主であつたといつてよい。
本書はそのような意味でmotor end plateにも重要な2章をさき,その形態学と生理,薬理についての詳細な記述をしているが,大部分は末梢神経線維(有髄,無髄,自律神経線維など)の形態学,電顕,化学的特性,神経線維Axonの周辺のMyelin, Schwann細胞,血管支配,間質等々についての記載に費やされている。
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.