書評
—山中 學・熊原 雄一 編—臨床検査診断学
柴田 進
1
1川崎医科大学
pp.458
発行日 1976年5月1日
Published Date 1976/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203880
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東大の山中學教授と,阪大の熊原雄一教授が手をとりあつて,"臨床検査診断学"を医学書院から新しく上梓された。この書物はおよそ60名の我が国における最も活動力の大きい気鋭の士の協同執筆になるもので,その中には私が臨床病理学の領域でいろいろお世話になつたり,はげまし合つて進んで来た仲間が沢山いらっしゃるので,そのできばえには特に関心を以つて通覧させていただいた。
一口にいつて非常に内容豊富で多方面にわたつており,この書物一冊を読みこなしていれば基礎医学(生理学,生化学)にしろ,臨床医学(ことに内科学)にしろ,臨床家になるために最低限必要な基本を識を身につけることができると感じた。
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