病院長ブロフイル・22
病院そのものの具象山中義一氏(県立岐阜病院長)
pp.55
発行日 1955年6月1日
Published Date 1955/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200970
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岐阜市の郊外にある岐阜病院は1昨年,国から県へ移譲された病院である。正面に立つて眺めた病院の姿は,鄙びて古めかしく,旧陸軍病院そのままといつた感じ。
ところが,中に入つて拝見すれば,病棟と炊事場は木造ながら,能率と清潔に焦点を合せた最新の施設であるし,目下建築中の手術棟はエアコンデイシヨニングの設備をもち,中央材料室を附設して一層現代的なものに仕上がることになつている。運営の面でも,看護の3交代制は勿論のこと医事の中央管理から薬剤・器械の中央配給機構まで,一切,現代の病院管理形式に則した経営が行われている。
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