Japanese
English
アトラス 神経筋疾患の臨床6
筋強直性ジストロフィー
Myotonic Dystrophy
田辺 等
1
Hitoshi Tanabe
1
1虎の門病院神経科
1Department of Clinical Neurology, Toranomon Hospital
pp.630-635
発行日 1974年7月1日
Published Date 1974/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203562
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最近本症に関する知見の進歩は著しく,その治療・careにも応用されている。著者らは最近約3年間に虎の門病院において26家系34例のclassical formを経験した(男19,女15例;9〜63歳)。自験例に関する諸知見および文献的考察等の詳細は既に別著1〜8)に発表したので,今回はアトラスのみに重点を置いた。
概念1〜3,7)諸種神経疾患のうち,ジストロフィー(遺伝変性進行性ミオパチー)に属するものとしては,いわゆる進行性筋ジストロフィー各病型と筋強直性ジストロフィーとがその代表としてあげられ,本質的にはこれらは同列に論じ得る。しかし後者は筋強直症状の面から筋強直症候群(第1表)の一つとして別に取扱われることが多い。また関連他病型との移行性を示唆する知見も少くない。
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