書評
—B. H. Smith 著,池田 久男 訳—頸部脊椎症とその神経合併症
黒岩 義五郎
pp.483
発行日 1972年4月1日
Published Date 1972/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203102
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「頸部脊椎症(脊椎症)に伴う神経障害」は最近十数年の臨床神経学の中で,大きい進展を示した領域である。とくにこの方面の意議の大きいことは,すべての臨床の実際に大切な知識を与えてくれることである。
池田助教授は極めて篤学の士で,精神医学のみならず,臨床神経学のスペシアリストである。したがつて本著書が極めて適切な日本語訳としてわれわれが読むことが可能になつたことは,日本のすべての領域の医師(とくに内科,外科,神経科,整形外科,その他home doctorについて)にとつて大変大きい福音ともいえないことはない。
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