Japanese
English
神経眼科アトラス5
脈なし病
Pulseless Disease:Ophthalmological Aspects
清水 弘一
1
Koichi Shimizu
1
1東京大学医学部眼科
1Department of Opthalmology, University of Tokyo School of Medicine
pp.987-991
発行日 1971年9月1日
Published Date 1971/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202962
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脈なし病についてのわれわれの知識は,高安・大西病として知られていた1908年以来戦後までの時期,清水・佐野により「脈なし病」の名称が提唱された1949年以来の一時期,更には近年「大動脈炎症候群」などの概念のもとに病理・免疫学的な立場から更に広い観点から解釈されるようになつてきた時期と,いくつかの段階を経過してきている。
脈なし病の眼所見は,他に例をあまり見ないほど多彩であるだけでなく,頭蓋内の血行の状態を忠実に反映する情報源でもあり,本症の診断や治療にあたつて,眼科的な検索は不可欠であると言えよう。
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