書評
—Abel Lajtha編—Handbook of Neurochemistry
高垣 玄吉郎
1
1慶応義塾大学生理学教室
pp.851
発行日 1971年7月1日
Published Date 1971/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202942
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「神経化学」を自分の専攻として看板をかけているが,こんな本が出るとはいままで夢にも思つていなかつた。
神経化学のまとまつた大部の本としては(洋書),Elliott, Page, Qua—stelのNeurochemistry, 2nd ed.,1962(C.C.Thomas, Springfield, Ill.)が今まで最新であつた。記述に疎蜜があつて,必ずしも関連領域を適当におおつておらず,多少の難はあつたけれど,机上におく本として便利であつたが,もう発行をとり止めることにしたそうである。こんど7巻ものとして発行のはじまったHand—book of Neurochemistryは,この本とはだいぶ様子が違つている。
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