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書評「Handbook and Atlas of Gastrointestinal Exfoliative Cytology」
春日井 達造
1
1愛知県がんセンター 第1内科
pp.50
発行日 1974年1月25日
Published Date 1974/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111728
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João C. Prolla,Joseph B. Kirsner両博士著Handbook and Atlas of Gastrointestinal Exfoliative CytologyがThe University of Chicago Pressから出版された.私が先ず第1に思い出したのは約20年前胃内視鏡に足を踏みいれた当初唯一の胃内視鏡の参考書,否バイブルとして何回もくりかえし熟読したR. Schindler博士の不朽の名著Gastroscopyの出版元がUniversity of Chicago Pressであったことである.
シカゴ大学消化器内科はW. L. Palmer教授以来20数年に亘り多数の細胞診研究者をそだて,消化器細胞診に関しては数多くのユニークな業績を発表し,Rubin,Raskin,Klayman,Barton,Taebel博士らのすぐれた指導的消化器細胞診学者を輩出,米国は勿論世界の消化器細胞診のメッカであった.私どもも小林,吉井,服部博士らを派遣し,彼等と協同研究をつづけて来た.
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