書評
—by Hyman L. Cohen and Joel Brumlik—A Manual of Electroneuromyography
滝田 杏児
1
1東大神経内科
pp.1316-1317
発行日 1969年11月1日
Published Date 1969/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202640
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神経—筋疾患,脊髄,末梢神経損傷の診断はもとより,その経過,予後の判定などにおける筋電図の役割は大きく,応用範阻も広くなつている。神経科,整形外科領域を中心に内科,精神科,耳鼻咽喉科,眼科領域では,日常的な検査法となり,動作学領域においても運動の分析と,筋の機能を解明する基礎的研究の方法として広く用いられている。
本書は著者らの序説で指摘しているごとく,これから筋電図を実際に始める臨床医,研修医,電気生理検査を担当する技術者を対象として書かれたものであり,患者を目の前にして,いかにして正しい筋電図検査を行なつていくかについての解説書である。われわれが日常行なつている検査法が中心で,特殊な手技,方法に関しては触れていない。
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