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あとがき
佐野 圭司
pp.844
発行日 1969年7月1日
Published Date 1969/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202577
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現在はSturm und Drangの時代だという人がある。少なくも大学についてはそうもいえると思う。
Sturm und Drang (文学史上の)の中心人物はいうまでもなくGoetheであるが,かれにこの思潮の芽生えが現われたのは,ちようど200年前の1769年,かれが病を得てライプチッヒから故郷のフランクフルトに帰つていたころである。この芽がやがてあのWertherやGoetzやUrfaustとして開花したのである。
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