話題
第8回国際脳波・臨床神経生理学会(マルセイユ)に出席して
本間 三郎
1
,
渡部 士郎
2
Saburo Honma
1
,
Shiroh Watanabe
2
1千葉大学医学部生理学教室
2杏林大学医学部生理学教室
pp.174-177
発行日 1974年4月15日
Published Date 1974/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902990
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国際脳波・臨床神経生理学会は4年ごとに開かれるが,今回は9月1日から7日までGastaut教授会長のもとマルセイユで開催された。一般口演数をみると全部で521題(脳波関係392題,筋電図関係129題)。このうち日本人の出題が51題(脳波関係39題,筋電図関係12題)であつた。われわれは約10%の出題数である。このため少なくとも50名以上の日本人が参加したことになるが,いずれも私費であるからとくに大学勤務の教官連中はその金策に苦労したことであろう。
一般口演の他に特別講演やラウンドテーブルがあり,それに参加した人も多いが,日本人はほとんど選ばれていない。参加者が多い割には,いつもその種の発表にわれわれの参画が少ないので,この学会を一度日本で開催しようではないかと,前回のサンディゴの学会の折,真剣に話合われた。
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