連載 神経病理アトラス・13
末梢神経系の腫瘍
米沢 猛
1
1京都府立医大病理
pp.541-546
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201855
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神経細胞系の腫瘍
この系統の腫瘍としては神経芽細胞腫(neuro—blastoma),神経節細胞腫(ganglioneuroma),褐色細胞腫(pheochromocytoma)などがある。
神経芽細胞腫(neuroblastoma, sympathicoblast—oma, sympathicogonioma):この腫瘍は5才以下の乳幼児に発生し,副腎よりの発生が最も多い。その他後腹膜,縦隔洞,頸部交感神経節の順に発生する。副腎から発生するものは通常一側性で,左右副腎からほぼ同率にみられる。
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