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                                講義 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    頭部外傷の諸問題
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    ON THE HEAD INJURY
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                清水 健太郎
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Kentaro Shimizu
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京大学医学部清水外科
                
                
                
                
                  1Dept. of Surgery, Faculty of Medicine, Tokyo Univ.
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.521-534
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1963年6月1日
                  Published Date 1963/6/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201480
                
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
ただ今御紹介にあずかりました清水です。今日は多数おいでくださいまして,昔からのなつかしいお顔もたくさん見え,ひとしお感慨にふけるところであります。
私は,この職につきました時,たいへん大きな抱負をもつておりました。まず大学教授というものは優秀な医局員がたくさんいて,博士論文の名の下に自由に自分の思う仕事をしてくれるところである,大きな仕事ができるはずであるということで,意識というものがどういうものであるか,そうしてそれについて多少でも何か寄与することができればいいと思つて,非常に胸をふくらませてスタートしたのでございます。そして意識に一番関係あります,てんかんという病気をHaupt—themaとして,これを堀りさげていつたら,何か分るかもしれないということで,やり始めたのでありますが,いざ実際に職についてやつてみますと,なかなかたいへんな職務でございます。いろんな雑用を負わされてしまう。まあ学問が進歩して行くにはどうしてもよく考えること,medi—tationということがまず最初に必要だと存じますが,ゆつくり考えているひまがない。

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