特集 第21回日本脳神経外科学会
学会抄録
IV.脳血管(II)
光野 孝雄
1,11,12
,
河田 三郎
2
,
東 徹
2
,
長谷川 恒雄
3
,
斉藤 義一
4
,
北村 勝俊
5
,
松角 康彦
5
,
朝長 正道
5
,
木下 和夫
5
,
猪川 祐吉
5
,
西村 謙一
5
,
沢田 稔夫
5
,
提 裕
6
,
牧野 博安
7
,
山田 昌慶
8
,
都留 美都雄
9
,
鈴木 宗治
10
,
金谷 春之
11
,
白方 誠弥
11
,
葛 泰弘
11
,
早乙女 安次
11
,
新丸 精二
11
,
半田 譲二
12
,
吉田 耕造
12
,
近藤 明真
12
,
半田 肇
12
,
野村 史郎
11
,
小野 勢津男
11
,
大沢 謙一
11
,
石川 育成
11
,
山際 昭男
13
,
吉田 寿
13
,
守安 久
14
,
伴 敏彦
14
,
水野 正彦
14
,
堀越 雄二郎
14
,
渡辺 茂夫
15
,
桂 重沢
16
Takao Mitsuno
1,11,12
1岩手医科大学外科
2岡大脳神経外科
3慶大相沢内科
4鳥大桑原外科
5九大第1外科
6東大脳神経外科
7千大中山外科
8慈医大大井外科
9北大脳神経外科
10東医歯大放射線科
11岩医大光野外科
12京大第1外科
13三重大学山本外科
14米子市博愛病院外科
15中京病院脳外科
16東北大桂外科
1Dept. of Surgery, Iwate Medical College
pp.135-139
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201414
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〔33〕脳動静脈瘤の外科的治療と脳循環代謝について—臨床ならびに実験的研究—
脳動静脈瘤における脳循環代謝の異當は既に指摘されShenkinらはN2O法により脳血流量の増大脳血管抵抗の減少をのべ動静脈shuntに帰因するものとした。
著者の8例の測定値も3例に罹患側からの測定が著明な増大を示したが2例は逆に脳血流量低下をみた。脳血流量のもつとも著明な例では(153cc/100g脳/分)左中大脳動脈領域の巨大な血管腫と太い蛇行輸出血管を認め動静脈O2較差は減少を示しその結果脳O2消費量も低下をみた。逆に脳血流量減少の代表的な1例は開頭の結果左中大脳動脈分枝の上行動脈領域よりの出血とそのための皮質下瘢痕形成を示しこれを中心とする脳表血管周囲の灰白蜘網膜肥厚が存在し血管抵抗の増大を思わせた。
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