特集 第21回日本脳神経外科学会
学会抄録
XV.脳腫瘍(I)
所 安夫
1
,
稲葉 穣
2
,
高橋 正司
2
,
根岸 浩司
2
,
松谷 嘉夫
2
,
松本 俊一
2
,
三須 暎
2
,
馬来 忠道
2
,
田中 憲二
3
,
伊藤 和文
3
,
角田 隆
3
,
野中 博敏
3
,
国枝 篤郎
4
,
奥村 二吉
5
,
池田 久男
5
,
三井 尚
5
,
渡辺 昌佑
5
,
立石 潤
5,8
,
根本 弘之
6
,
植村 五朗
6
,
松山 公三
6
,
西川 喜作
7
,
杉山 義昭
6
,
犬上 慶治
9
,
植木 幸明
6
,
川淵 純一
10
,
尾形 誠宏
11
,
石川 稔晃
11
,
堀出 礼二
11
,
小野 辰久
11
,
渡辺 三喜男
11
,
景山 直樹
12
,
永井 肇
14
,
林 誠之
14
,
加藤 宏
15
,
牛島 宥
16
,
北村 勝俊
17
,
松角 康彦
17
,
朝長 正道
17
,
木下 和夫
17
,
猪川 祐吉
17
,
西村 謙一
17
,
沢田 稔夫
17
,
西本 詮
18
,
小林 淳一
18
,
半田 祐彦
18
,
貞本 和彦
18
,
高垣 衛
3
,
青柳 庸三
3
,
古沢 公晴
3
,
細田 誠治
3
,
岡本 英三
19
,
榊 三郎
19
,
岩崎 武
19
,
松岡 健三
18,19
,
武田 義章
18,19
,
森安 信雄
21
,
岸 英助
21
,
佐々木 宏
21
,
佐藤 公典
21
,
浅野 寛四
21
,
竹内 正
13
,
赤井 契一郎
13
,
小島 徳造
20
,
関 泰志
20
,
三谷 哲美
12
,
福光 太郎
12
Yasuo Tokoro
1
1東京大学医学部病理
2東医歯大第2外科
3順大第2外科
4岐医大第2外科
5岡大精神神経科
6新大脳神経外科
7東京武蔵野病院
8岡山大
9都立松沢病院
10群大第1外科
11神戸中央市民病院外科
12京大第1外科
13日大病理
14名大今永外科
15名大小児科
16名大中検病理
17九大第1外科
18岡大脳神経外科
19阪大武田外科
20日大解剖
21日大第1外科
1Dept. of Pathology, Faculty of Medicine, Tokyo Univ.
pp.221-227
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201428
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〔130〕頭蓋内類上皮腫(真珠腫)について
頭蓋内真珠腫は脳腫瘍中でも比較的稀なもので0.7〜1.5%と報ぜられているが,我々は106洌の脳腫瘍中3例(2.8%)を手術によつて剔出して組織学的に確診した。
1)28歳男子。耳鳴(両側),眩暈,歩行障害を主訴とする。言語遅徐,左眼瞼下垂,歯痛,小脳性平衡障害あり。脳脊髄液所見に異常なし。椎骨動脈撮影により脳底動脈の左側への偏位をみる。腫瘍は右小脳橋角部にあり,斜台の方向に広い基底をもつて幡居する鶏卵大,軟の灰白色腫瘍,被膜下剔除。組織学的には類上皮腫である。
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