文献
Glioblastoma
Roth, J. G.
,
Elvidge, A. R.
pp.537
発行日 1961年7月1日
Published Date 1961/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201092
- 有料閲覧
- 文献概要
Montreal神経研究所(1928〜1953)の中枢神経腫瘍2295例のうち1289例(56%)がglioma,うち506例(gliomaの39%)がglio-blastoma multiformeであった。その495例はfollow upが完全である。このうち手術404例。35歳以下症例の28%は1年半以上生存,35歳以上症例では8%が同期間生存した。婦人121例の17%,男子283例の10%が1年半以上生存した。右前頭(11.5%),左前頭(8.1%),左側頭(9.1%),右側頭(7.7%),左頭頂(7.1%),右頭頂(7.5%)などの頻度であるが,1葉に限局せず多葉にわたるもの40%であつた。脳髄(4.8%),小脳(0.4%),脊髄(1.2%)を別に取扱つている。頭痛(38.8%)・運動力障害(10.1%)・病巣性ケイレン(9.1%)・全身ケイレン(9.1%)・談話障害(5.2%)・一過性記憶喪失(4.9%)などを初発症状として入院するが,入院中での愁訴期間は半年〜1年である。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.