Japanese
English
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孔腦症の3例に就て
Porencephaly, Report of 3 Cases
三河內 薰丸
1
,
大竹 眞一郞
1
,
原 俊夫
2
1慶應義塾大學醫學部外科教室
2慶應義塾大學醫學部神經科教室
pp.363-366
発行日 1953年11月1日
Published Date 1953/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200375
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1859年Heschelは病理解剖によつて發見した先天性腦實質缺損のある8例について詳細な報告を行い,之をPorencephalieと命名して以來學會の注目を引きKun_dert, Schattenberg, Kahlden, Schutte等々により研究報告が相次いで提出されたが,之等は殆ど剖檢例で臨床的に經驗されたものは非常に少い。我が國に於ては渡邊が齋藤外科に於て發見した7例に就て,先天性及び後天性の2系統に分け詳細な發表を行つた。その他赤岩,中村,野口,田中等數例の臨床報告を見るのみで我々が調査した範圍に於て臨床的に發見された症例は本邦に於ては11例に過ぎない。我々は最近定型的な腦孔症3例を經驗したので報告する。
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