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二卵性双生兒に見られた進行性筋ヂストロフィー症
冲中 重雄
1
,
三好 和夫
1
,
山田 信輝
1
,
中田 不二男
1
Okinaka Shigeo
1
,
Miyoshi Kazuo
1
,
Yamada Nobuteru
1
,
Nakata Fujio
1
1東京大學醫學部冲中内科
1Dept. of Internal Medicine. Tokyo Univ.
pp.307-309
発行日 1952年9月1日
Published Date 1952/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200305
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著者等は前に一卵性双生兒の双方に見られた進行性筋ヂストロフイー症について發表する所があつたが1),今回は更にこれが二卵性双生兒に現われたものについて報告する。
進行性筋ヂストロフイーは遺傳的傾向の強い疾患の一つ2)−5)であり,その双生兒に於ける研究は極めて重要であるが本症は元來稀な疾患であるため,その發現を双生兒に見ることは極めて稀であつて外國文献にても古くWeitz6)により引用されたSchumacherの卵性不明の一例,Sjövall7)により引用されたPeritzの卵性不明の一例及びSjövall7)の二卵性の一例を見るに過ぎない。
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