Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
MRIで両側視床枕に異常信号を認めた縊頸後無酸素脳症
MRI Findings in the Bilateral Pulvinar Following Post-anoxic Encephalopathy after Strangulation
正山 勝
1
,
森田 佳寛
1
,
郭 哲次
1
,
志波 充
2
,
吉益 文夫
3
1和歌山県立医科大学神経精神科
2和歌山県立医科大学看護短期大学部
3関西鍼灸大学
pp.450-451
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100490
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症 例 34歳,男性
現病歴 2000年7月,自宅トイレのノブに電気コードをかけ縊死を図り,近医に救急搬送された。搬送時,昏睡状態で全身痙攣を認めたため,脳低温療法併用で人工呼吸管理となった。頭部CTで脳浮腫などの異常は認めず,縊頸から3日後には意識が回復した。縊死未遂時の記憶がなく,「ものが歪んでみえる」などの視覚異常を訴えるため,縊頸から16日目に当科入院となった。
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