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はじめに
パーキンソン病患者のためのリハビリテーションについての総説1~6)は,最近,しばしば見かけるようになり,有用なものが多いが,内容について噛み砕いて患者に説明することは熟練した専門医でも困難なことが多く,患者あるいは患者の家族がその論文をそのまま読み理解するには少し難解である。リハビリテーションは神経内科の治療に不可欠でありながら,リハビリテーション専門医や理学療法士や作業療法士などセラピストへの“おまかせリハビリテーション”という形式で行われて来たことが多いため,実際の診療場面でリハビリテーションについて患者から聴かれた場合に適切な答えをすることができないのではないかと考える。
本稿は,屋内での移動と身の回り動作について,パーキンソン病患者が家庭で実践できるリハビリテーションを,担当医が患者に説明するようにまとめたので実際の診療場面で使用するのに有用と考える。
Abstract
Rehabilitation aims to provide patients and their supporters with the knowledge, skills and support necessary to maintain their autonomy, minimize disability and maximize the level of participation of individual. This may be the case in Parkinson's disease (PD) patients. However, to our knowledge, previous papers concerning rehabilitation for PD patients have been not easily to understand and not suit for usage in clinical activities.
In this review, we provide comprehensive explanations for daily rehabilitation in their habitation for PD patients and doctors.
(Received : December 24, 2004)
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