このヒトに聞く
正確で安全な脳神経外科手術への挑戦
伊関 洋
1
,
寺本 明
2
1東京女子医科大学先端生命医科学研究所
2日本医科大学脳神経外科
pp.165-173
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100022
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
脳神経外科手術の正確さと安全性を高めるために,ロボティック・サージャリー,ナビゲーション技術などコンピュータ技術を取り入れたさまざまな取り組みが行われています。本欄では,その第一人者としてご活躍の東京女子医科大学先端生命医科学研究所・伊関 洋先生をお招きし,先生の学生時代の良きオーベンでいらっしゃる本誌編集委員・寺本 明先生に,現在鋭意開発中のインテリジェント手術室などについてインタビューしていただきました。<2004年12月9日収録>
寺本 脳神経外科の手術は,時代とともに大変高度に,精緻になってきていて,従来no-man's-landと言われたような脳幹や,言語野,運動野といった脳の最重要な部分にも手術アプローチをする機会が増えてきています。こういった手術を,より安全に,より正確に手術しようということを常にシステムや機器の面から考えてきた方が伊関 洋先生です。きょうは,そういったご苦労と,今後どういうふうに研究を発展させていかれるかということをお聞きしようと思います。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.