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資料
精神保健福祉法第23条の運用の実態とその問題点
The Actual Condition of Application of the 23 rd Provision of Mental Health and Welfare Act and its Problems
江畑 敬介
1
Keisuke EBATA
1
1東京都立中部総合精神保健福祉センター
1Tokyo Metropolitan Central Area Comprehensive Mental Health Center
キーワード:
Compulsory admission
,
Community mental health
,
Legal model
,
Medical model
Keyword:
Compulsory admission
,
Community mental health
,
Legal model
,
Medical model
pp.529-535
発行日 1999年5月15日
Published Date 1999/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904773
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はじめに
近年,障害者基本法の成立,精神保健福祉法の度重なる改正,障害者プラン〜ノーマライゼーション7か年戦略の策定など,精神障害者の地域ケアを推進する機運が熟している。
精神障害者の地域ケアを推進するためには,地域で生活する精神障害者が危機に陥ったり病状の悪化を来した時に,迅速で適切な対応を取ることが必要なことは論を待たない。精神科救急医療体制の整備が望まれるゆえんである。しかし一方では,必ずしも救急事態とは言えないが,慢性の精神障害を患いながら治療の端緒をつかめないまま地域で生活している事例も少なからずみられる。精神保健福祉法第23条(保健所申請)は,そのような事例への対応手段の1つである。
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