Japanese
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私のカルテから
発作後に視空間認知障害を示した部分てんかん—SPECTにて右側頭部優位に集積低下が認められた1例
A Case of Visuo-spatial Agnosia during Postictal Stage of Partial Epilepsy; showing hypoaccumilation of temporal lobe dominant on SPECT
大橋 直哉
1
,
湖海 正尋
1
,
堀江 由香里
2
,
真城 英孝
1
,
守田 嘉男
1
Naoya OHASHI
1
,
Masahiro KOKA
1
,
Yukari HORIE
2
,
Hidetaka SHINJO
1
,
Yoshio MORITA
1
1兵庫医科大学精神科神経科学教室
2仁明会病院
1Department of Neuropsychiatry, Hyogo College of Medicine
2Jinmeikai Hospital
pp.1126-1127
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904640
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- Abstract 文献概要
Single photon emission computed tomography(SPECT)により脳血流が測定されるが,一般に脳血流と脳代謝は一致して変化する。このため,SPECTは間接的な脳機能評価法として有用であり,てんかん発作の焦点の検索にも有効であることが近年示されてきている4)。我々は,発作後の一定期間に様々な視空間認知障害を示した部分てんかん患者において,SPECTにより障害部位が強く示唆された症例を経験したので報告する。
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