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古典紹介
M. フリードマン「パラノイア学説への寄与」—第1回
Dr, M. Friedmann: Beiträge zur Lehre von der Paranoia [In : Monatsschrift für Psychiatrie und Neurologie 17 : 467-484, 532-560, 1905]
茂野 良一
1
,
佐久間 友則
1
,
大橋 正和
1
Ryoichi SHIGENO
1
,
Tomonori SAKUMA
1
,
Masakazu OHASHI
1
1新潟大学医学部精神医学教室
1Department of Psychiatry, Niigata University School of Medicine
pp.91-98
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903387
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■軽症パラノイア型についてÜber milde Paranoiaformen
これから述べる論文の中で,私はパラノイア性妄想形成の心理学的基盤に関する私の研究1)を,特に「軽症mild」パラノイアに関する心理学的見地および臨床的見地から,再度取り上げてみたい。
というのも,現在臨床的パラノイア学説が置かれている困難な状況の下では,これから述べるあらゆる論議に先立って,この症例を要約するのが適当であり,何らかの専門用語を用いるよりも了解を得やすいと思われるからである。
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