Japanese
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私のカルテから
サイクロホスファミドが奏効したループス精神病の1症例
A Case of SLE with Psychotic Features successfully treated with Cyclophosphamide
大林 長二
1
,
森本 修充
1
,
石蔵 礼二
1
,
楯林 英晴
1
,
野見 山晃
1
,
田代 信維
1
Choji OOBAYASHI
1
,
Nobumitsu MORIMOTO
1
,
Reiji ISHIKURA
1
,
Hideharu TATEBAYASHI
1
,
Akira NOMIYAMA
1
,
Nobutada TASHIRO
1
1九州大学大学院医学系研究科精神病態医学教室
1Department of Neuropsychiatry, Graduate School of Medical Sciences, Kyusyu University
pp.222-223
発行日 2001年2月15日
Published Date 2001/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902381
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- Abstract 文献概要
CNSループスは,全身性エリテマトーデス(SLE)における中枢神経障害であり,多彩な精神神経症状を示す。特にループス精神病は,しばしば診断に苦慮するため,治療が遅れる可能性がある。今回,我々は前医入院経過と患者を取り巻く状況から心因反応を疑い治療を開始したが,改善せず,ループス精神病として,サイクロホスファミド・パルス療法により精神症状が改善した症例を経験したので報告する。
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