動き
「第3回国際神経精神医学会」印象記
小阪 憲司
1
1横浜市立大学医学部精神医学教室
pp.886-887
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902276
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第3回国際神経精神医学会(第5回日本神経精神医学会とのジョイント学会)は,三好功峰会長(日本神経精神医学会理事長)のもとで,2000年4月9日から13日にかけて,桜の花がきれいな最高の時期に,京都国際会館において開催された。
第1回の国際学会は,1996年にWPA国際学会がスペインのマドリッドで開催された後にセビリアで開催され,三好教授が参加された。第2回国際学会は,1998年にカナダのトロントでShapiro教授(国際学会の理事長)により開催され,この時に正式に理事会が結成された。我が国では三好教授が理事として参加され,国際委員会も結成され,筆者がその一員になったが,委員会には筆者の代わりに佐藤甫夫教授(千葉大)が参加された。これら2回の国際学会の参加者は200人ほどで,国際学会としては小規模なものであった。そういう意味では,今回の学会が最も国際学会らしい会となり,初日の開会式を除いて,4日間盛りだくさんのスケジュールが組まれた。演題数は343題で,約30か国から637名の参加者(そのうち,外国人は約200名)があり,予想の2倍以上の参加者があり,また国際的に著名な教授も多く参加し,小さいながら内容の濃い国際学会となった。
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