増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
Q89 発達障害(ASD・ADHD)の治療で頻用される漢方薬はありますか?
井口 敬一
1
,
河野 政樹
2
,
泉 理恵
2
1祥和会明神館クリニック
2東広島市虹の子どもクリニック
キーワード:
漢方治療
,
traditional Chinese medicine
,
甘麦大棗湯
,
Gan Mai Da Zao Soup
,
心の熱
,
excess heat in the heart
,
感覚過敏
,
sensory sensitivity
Keyword:
漢方治療
,
traditional Chinese medicine
,
甘麦大棗湯
,
Gan Mai Da Zao Soup
,
心の熱
,
excess heat in the heart
,
感覚過敏
,
sensory sensitivity
pp.811-812
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206994
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A 発達障害の本態は感覚過敏にあるのではないか?と考えており,視覚でたとえれば,レンズの画素数が,桁違いに高いレベルにあるのにたとえられます。過度の感覚過敏をコントロールして,本来内在している患者さんの優れた感性を生かすためにはどうするか? 服薬により過度の感覚過敏が少し落ち着いて,他人との距離がつかみやすくなる薬が,甘麦大棗湯です。
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