増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
Q87 注意欠如・多動症(ADHD)の薬物療法について教えてください
木原 弘晶
1
,
宇佐美 政英
2
1金沢医科大学病院精神神経科
2国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科
キーワード:
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
薬物療法
,
pharmacotherapy
,
共同意思決定
,
shared decision making
Keyword:
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
薬物療法
,
pharmacotherapy
,
共同意思決定
,
shared decision making
pp.804-806
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206992
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A 本邦の治療ガイドラインでは,薬物療法は十分な心理社会的治療の後の選択肢として推奨されています1)。諸外国には中枢神経刺激薬優先とするガイドラインもありますが,本邦は中枢神経刺激薬あるいは非中枢神経刺激薬がともに第一選択とされており,治療者の選択裁量が大きいです。抗ADHD薬は現在4剤が上市されていますが,作用機序・投与方法・作用時間・副作用など各剤で大きく異なるため,患者それぞれに合わせた選択を行う必要があります。
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