増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
Q63 発達障害の薬物療法はどのように行いますか?
照井 藍
1
,
坂本 由唯
1
,
中村 和彦
1
1弘前大学大学院医学研究科神経精神医学講座
キーワード:
薬物療法
,
pharmacological treatment
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
併存症
,
comorbidity
Keyword:
薬物療法
,
pharmacological treatment
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
併存症
,
comorbidity
pp.720-724
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206968
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A 発達障害の治療の基本は,心理社会的治療,支援であり,効果が不十分であった場合に薬物療法を行います。子どもの薬物療法は適応外使用の場合があるので注意を要します。発達障害は乳幼児から成人まで幅広く子どもの精神医学に対する知識が必要です。大人の発達障害は,さまざまな併存症があるゆえ,症状にあわせた薬物療法の工夫が必要です。メチルフェニデート製剤やリスデキサンフェタミンの処方はADHD適正流通管理システムによります。
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