増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
Q69 注意欠如・多動症(ADHD)の治療のポイントを教えてください
小野 和哉
1
1聖マリアンナ医科大学神経精神科
キーワード:
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
適正診断
,
proper diagnosis
,
ペアレントトレーニング
,
parent training
,
認知行動療法
,
cognitive behavioral therapy
Keyword:
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
適正診断
,
proper diagnosis
,
ペアレントトレーニング
,
parent training
,
認知行動療法
,
cognitive behavioral therapy
pp.748-751
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206974
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A 注意欠如・多動症(ADHD)の治療のポイントは,第1に,「適正診断」に基づく治療であることです。幼少時から連続した課題があることを,第三者情報で確認します。第2に,非薬物療法から開始することです。環境調整,低年齢なら家族教育,ペアレントトレーニング,思春期以降なら本人への疾病教育と認知行動療法などが優先されます。第3に,病態に応じた薬剤の選択です。用量設定には個体差が大きく,低用量からの調整が重要です。
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