増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
第6章 パーソナリティ障害
②反社会性パーソナリティ障害
Antisocial personality disorder: prevention and management (NICE clinical guideline, CG77)
永田 貴子
1
,
平林 直次
1
Takako Nagata
1
,
Naotsugu Hirabayashi
1
1国立精神・神経医療研究センター病院第二精神診療部
1Department of Psychiatry, National Center Hospital, National Center of Neurdogy and Psychiatry, Tokyo, Japan
pp.601-605
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206079
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ガイドラインのポイント
・本ガイドラインは,一般精神医療や司法精神医療において反社会性パーソナリティ障害を持つ者に治療的介入,対応,予防を行う際に推奨される。
・本ガイドラインは,精神医療,社会福祉,刑事司法システムにおいて反社会性パーソナリティ障害者に提供されるさまざまなサービスに広く適応される。
・本ガイドラインは,反社会性パーソナリティ障害者の持つ怒り,苦悩,不安,うつなどの感情に適切に対処し,犯罪や反社会的行為が減少することを目的としている。
・本ガイドラインは,医療専門職,反社会パーソナリティ障害当事者,家族,ケアラー(Carer)注1)が使用することを想定している。
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