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一単科精神病院の新来患者統計—1961,1971,1981年の比較
A Statistical Survey of New Out-patients in a Private Mental Hospital: Comparison of 1961, 1971 and 1981
小林 宏
1
,
中川 実
1
,
菅 純子
1
,
安立 真一
1
,
岩瀬 正次
1
,
川島 富久子
1
,
川島 保之助
1
Hiroshi Kobayashi
1
,
Makoto Nakagawa
1
,
Junko Suga
1
,
Shinichi Adachi
1
,
Shoji Iwase
1
,
Fukuko Kawashima
1
,
Yasunosuke Kawashima
1
1守山荘病院
1Moriyamaso Mental Hospital
キーワード:
New out-patient
,
Private mental hospital
,
Clinical statistics
Keyword:
New out-patient
,
Private mental hospital
,
Clinical statistics
pp.465-471
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203930
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抄録 わが国の精神医療において民間病院の果たす比重は大きい。その民間病院で外来がどのように変ってきているのであろうか。一民間単科精神病院の外来新来患者を1961,1971,1981年の3時点で調査し比較検討した。
新来患者総数は50O名前後で3時点で大差ない。したがって外来患者数の増加は再来患者数の増加によるものである。
診療圏は漸次狭小化し,地域病院化の傾向にある。その経過中,周辺域だけで増加する時期があった。年齢的には高齢化傾向があり特に40代,50代,70代,80代の増加がみられる。疾患別では分裂病の減少,躁うつ病及び老年痴呆の増加がみられる。
初診即日入院率及び全期間を通じての入院率の低下傾向がみられる。
その他神経症,分裂病患者の通院状況及び調査対象新来患者のうち現在の在院者数などを調査した
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