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資料
一民間単科精神病院における入院患者統計—10年間隔3時点での比較
A Statistical Survey of Inpatients in a Private Mental Hospital: Comparison of 3 periods at intervals of 10 years
小林 宏
1
,
安立 真一
1
,
菅 純子
1
,
河瀬 久幸
1
,
竹内 徹
1
,
岩瀬 正次
1
,
川島 富久子
1
,
川島 保之助
1
Hiroshi Kobayashi
1
,
Shinichi Adachi
1
,
Junko Suga
1
,
Hisayuki Kawase
1
,
Tohru Takeuchi
1
,
Shoji Iwase
1
,
Fukuko Kawashima
1
,
Yasunosuke Kawashima
1
1守山荘病院
1Moriyamaso Mental Hospital
pp.545-552
発行日 1987年5月15日
Published Date 1987/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204335
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I.はじめに
精神医療の流れが入院治療から外来,地域内治療へと移りつつあるといわれている。しかし一方精神病院在院患者のほうは在院期間の延長や高齢化の傾向がみられる。
それでは精神病院へ入院してくる患者についてはどのような変化があるのであろうか。この種の大学病院精神科の統計報告は多い5,7)が精神科単科病院の報告はまだ少ない。著者は以前当院の新来患者統計を調査した2)が,新来患者の入院する比率は減少していることが明らかとなった。再入院患者の実態がどのように変化しているのであろうか。最近の10年間隔の3期間に当院へ入院した全患者を対象として,調査し,その推移を検討したので報告する。
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